RAD Studio 12の新機能
最新のOSプラットフォームバージョンに対応
RAD Studio 12では、Delphi言語で新たにiOS 17、Android 14、macOS 14 Sonomaをオフィシャルサポート。Ubuntu 22 LTS(Delphiのみ)およびWindows Server 2022もサポートしています。
C++Builder IDEにVisual Assistを統合
Visual Studio向けプラグインとして定評のあるVisual Assistを統合し、C++言語向けの強力なコード補完、コードナビゲーション、リファクタリング機能を提供。生産性を劇的に改善します。
Delphiソースコードに複数行の文字列リテラルを記述可能
複数行の文字列リテラルサポートにより、SQL、HTML、JSON、XMLなどの複数行テキストをアプリケーションソースコード内に記述できるようになりました。
FireMonkeyのUI設計でSKIAをサポート
Googleが提供するグラフィックライブラリSkiaのサポートにより、すべてのターゲットプラットフォームでグラフィックレンダリングとUIコントロールのパフォーマンスと品質を改善します。
FireMonkeyの強化によりモバイル向け設計を改善
Androidプラットフォームのサポートを改善。iOSおよびAndroid向けの分割画面サポートに加え、シングル アイコン ウィザードによる単一アイコンとスプラッシュ画面のサポート、Android API level 33のサポートなどが追加されています。
VCL向けMDIとタブ付きUIのリワークによりVCLをモダナイズ
VCLでは、MDI(Multi Document Interface)サポートが大幅に改良され、MDIウィザードによって生成されるコードが更新されました。新しいMDIタブ付きフォームアーキテクチャの導入により、モダンなMDIアプリケーションを実現できます。
Object Pascalでより多くのWindows API が利用可能に
Windows APIヘッダをObject Pascalにフル変換した新しいユニットセットにより、任意のWindowsプラットフォームAPIをDelphi開発が容易に呼び出し可能になりました。
C++コンパイラとツールチェインのモダナイズ
新しいCLANGベースのWin64コンパイラプレビューを搭載。最新のC++標準に対応し、外部ライブラリやC++コードの統合が容易になります。
FireDACのQBE サポート
Delphi向けの新しいJSONウィザード
FireDACでQBEモード(Query-By-Example)をサポート。JSONデータマッピングウィザードを用いれば、JSONデータ構造に合致し、データの読み込み/書き込みを行えるメソッドを含むDelphiクラスを自動生成できます。
SQLの制限によりアプリケーションのセキュリティを改善
SQLコマンドの制限、複数コマンドを含む単一のSQL文の無効化、動的なSQL文の変更を無効化などにより、データベースアプリケーションのセキュリティを向上します。
RAD ServerにおけるスマートIDのサポート
スマートID (sqid) 対応により、より強力かつ柔軟なREST APIのホストをサポート。パフォーマンスの改善に加え、ページング、セッション認証の改善などが施されています。
RAD Studio 12 以前で提供された最近の新機能
4k+モニターでビジュアルRADを実現
RAD Studio 12は、IDEでHigh DPIに対応しています。最新の4K+モニターをフルサポート。「くっきり、はっきり」のフォント、アイコン表示に加え、VCL / FMXフォームデザイナも、コードエディタもHigh DPIをサポートしています。
Windows 11への対応
Windows 11対応のアプリケーション開発をサポート。Windows 11対応のアプリケーション開発をサポート。Windows向けのWebBrowserコンポーネントでは、IE Active Xと新しいMicrosoft WebView 2コントロール(ChromiumベースのEdge)の双方をサポートしています。VCLフォームデザイナも大幅に機能強化。設計時のスタイルサポートやHigh DPIのビジュアル設計に対応します。32-bit / 64-bit Windows向けのDelphi / C++ RTLもアップデート。最新のOSプラットフォームへの継続的なサポートが可能です。
設計時にVCLスタイルを使用可能
VCLスタイルの設計時サポートを追加。設計時にスタイルを適用したフォームやコントロールの外観をすばやく確認できるので、スタイリッシュなUIのプロトタイプが容易になります。設計時に、適用するスタイルがUIにどのような効果を与えるかを確認できるので、モダンなUIをより迅速に設計できます。特に、コントロールごとのスタイル設定を用いた時に威力を発揮します。
Apple Silicon Mシリーズへの配置をサポート
macOS(MシリーズApple Silicon)向けにコンパイルし、ユニバーサルパッケージを用いて、AppStoreに投稿可能。既存のIntel向けと新しいMシリーズのmacOSプロセッサー(Apple Silicon)向けの双方にコンパイルできます。すべてのプラットフォームにわたって、最高のパフォーマンスを実現できます。
リモートデスクトップを活用可能
VCLとIDEのリモートデスクトップサポートを改善。RAD Studio 11で再コンパイルすることで、パフォーマンス向上が期待できます。この効果はIDEに対しても恩恵があり、リモート環境からの開発においても、パフォーマンス向上の効果が得られます。
生体認証をコンポーネントでサポート
RAD Studio 12には、FireMonkeyモバイルアプリケーション向けのモバイル生体認証コンポーネントが搭載されています。
最新の軽量データベースInterBaseを搭載
RAD Studio 12には、InterBaseの最新リリースInterBase 2020 Update 5 Developer editionとIBLite/ToGoが搭載されています。